水商売において会話はとても大切なスキルです。会話が上手な人は売上も良く、顧客がつきやすいのが特徴とも言えるでしょう。しかし、最初からお客様を喜ばせる会話ができるかと言えば、そう簡単なものではありません。
そこで今回は、お客様との会話を引き出す会話術について詳しく解説していきます。会話術を身につけて、売れっ子を目指しましょう。
水商売での会話は営業に影響する!使える会話術をご紹介します!
初対面のお客様に対してどのようなアプローチから会話を始めようか迷った時に使える会話術が、「相手の持ち物を褒める」ことです。ファッションにこだわりの強そうなお客様が来店された場合は、バッグや時計などのアイテムなどに注視し、会話に繋げていきましょう。
ブランド物などに疎くても褒めることに特化さえしていれば、会話が弾みます。「その時計素敵ですね」などと軽い感じで話し始め、ブランド品だと分かる場合は「そのブランドがお好きなのですか」と問いかけます。
ファッションにこだわりを持っているお客様の場合、持ち物を褒められることで上機嫌になりますし、そのブランドに関するうんちくを話してくれることが多いので、どのようなアプローチから会話を始めていいか迷った時は、お客様の持ち物をチェックすることが大切です。これは水商売初心者でも簡単に実践できる方法の一つです。
盛り上がることができる話題を探す
テレビで放映されている番組や、ニュースなどの時事問題に関しては初心者でも取り入れやすい会話術の一つです。テレビの話をする際には、「最近テレビでこのドラマにハマっているのですが、何か好きな番組ありますか?」など。
自分からどのような物が好きかを伝え、相手の反応をチェックしてみましょう。もし、同じものが好きならそれだけで話は盛り上がるし、全く系統の違うものを言われた場合は、相手に質問をすることができるので間が持ちます。
また、最近話題のニュースなどの時事問題もサラッと流せる程度で話すことができる話題の一つです。キャバクラなどではあまりニュースの話題というのは出す必要がないことも多いのですが、高級クラブなどで働いている場合は必須のネタです。
例えば詳しい情報は知らなくても、こんなことがあったらしいですねと話題を振るだけで何とかなってしまいます。ただし、注意しなければならないのが、このような話題を嫌うタイプのお客様もいるということです。
スナックやキャバクラに来た時には悲しい話題よりも、楽しい話題の方が盛り上がりますし、お客様の気分も良くなります。その点を考慮して、楽しいニュースなどをメインに会話を振ってみましょう。
また、初めてのお客様との会話として有効なのが食べ物の話です。最近流行りの食べ物についての話題や、近所のレストランの話題など食べ物に関する話題は盛り上がること間違いなしです。
しかも、そのついでに「今度一緒に行きたいですね」と伝えることで、同伴出勤やアフターに繋げることもできるのです。例えば、「好きな食べ物って何ですか?」と聞き、その答えに共感した場合は「私も好きです。この近くに美味しい店があるんですよ」などと会話を繋げていくことができます。
さらに、「今度一緒に行きませんか?いつなら都合つきますか?」などと営業にも繋げていくことができるので、食べ物のネタを一つは用意しておくことが大切です。スイーツ系よりもラーメンなど男性好みのものの方が好ましいでしょう。
相槌だけでは不十分
相槌は会話を円滑にする為に必要なものではあるものの、相槌だけでは不十分です。あまりにも相槌ばかりだと、適当に話を聞いているのではないかと疑心が生まれてしまいます。また、何でも「凄いですね」「素敵です」などの誉め言葉を連呼するのも、本当はそう思ってないくせにと捉えられてしまいトラブルになりかねません。
その為、重要なのは会話と会話の相槌の間と、その後に繋げる為の会話です。例えば、「あそこのラーメン屋美味しいんだよ」とお客様が話してくれたのであれば、まずは「そうなんですか」と相槌を打ちます。
そして、すぐに「どのメニューが人気なんですか?」と会話を繋げていく姿勢が大切なのです。「そうなんですか」で止めてしまうのは勿体ない会話の糸口ですから、しっかり繋げていくことが大切です。
また、お客様の横に座って笑顔でいればできる商売だと誤解している人もいますが、お人形のような状態を好ましいと感じるお客様はいません。その為、しっかり話を聞いてくれていると感じさせることが大切です。
リアクションもお酒が入ることで過剰になりがちですが、会話のテンションに合わせたリアクションを心掛けましょう。オーバーリアクションは逆にわざとらしいと感じさせてしまいますので、注意が必要です。
お客様のペースに合わせた会話が大切です
水商売での会話はあくまでもお客様が楽しい時間を過ごせるためにあることを理解しておきましょう。お客様の話を遮ることはもちろん、適当な相槌などを打つことがないよう注意してください。
自己中心的な会話では意味がありません。お客様のペースに合わせた会話が居心地の良さに繋がり、また来たいと思ってもらえることに繋がっていきます。
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